誰も訴追されず、誰も責任を負わなかった新聞を主としたマスコミや、経済界、教育界に加え、総本山とも言うべき大本営参謀本部の幕僚たちが、これらプロパガンダの震源であり拡散を主導したことは、歴史上明白です。 そして、「皇国日本」への思い込みが、「脱亜入欧」「アジアの盟主」を経て、日本がその指導者たるべき「五族協和」「大東亜共栄圏」へと膨らみ、全世界が天皇によって支配されるべきとの「八紘一宇」思想へと展開させてしまった。 日本から言えば、世界の平和を標榜した至高のスローガンなのですが、他国からもそのように捉えられていたのかは疑問でした。 昭和18年11月に開催された大東亜会議は、開催国日本の思惑通りに …
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