潮流

毎年様々な話題に事欠かない経済ニュース。例えば、世界経済に大きな衝撃を与えたリーマンショックは10年も前の話だが、今もなお、その記憶は生々しく残る。いつどうなるか分からない経済状況を踏まえ、我々は自分の資産をどう守れば良いのか?シリーズ「潮流」では、世界の政治・経済情勢に精通した筆者による、実践的な資産防衛術を紹介する。

リーマンショックから10年、再び世界的金融危機がやって来る!?(1)

 2019年は、世界的経済危機の始まりの年になりそうです。リーマンショックから10年たちましたが、この間、世界の中央銀行はお札を刷りまくり、その結果、誰も経験した事がない世界的債務バブルが発生しています。この間、アメリカ …

 2019年は、世界的経済危機の始まりの年になりそうです。リーマンショックから10年たちましたが、この間、世界の中央銀行はお札を刷りまくり、その結果、誰も経験した事がない世界的債務バブルが発生しています。この間、アメリカ、日本、ヨーロッパ諸国の株価は上がり続け、適温相場が実現しました。また、各国の中央銀行は株や株価指数連動投信ETFなどを買いまくり、資産がこの10年で5倍近くになっています。正常な株価波動ではないのでこれまでの経験則が当てはまらず、相場の上昇下降の動きに賭けてトレードするヘッジファンドはここ数年インデックスを下回り解散するところも多く出ました。それほどの国家上げての腕力吊り上げ相場になっていると言うことです。膨らみ過ぎた風船はいつかは破裂します。大きく膨らめば脹らむほど破裂は凄まじいものになります。

 何かきっかけがあれば破裂するんです。今回のきっかけは米中貿易戦争になりそうです。お互いに関税を掛け合って経済が良くなった国は歴史上ありません。トランプ大統領は歴史に勝てると思っているのでしょうか。中国、米国、共にスマホ、自動車、工作機械などあらゆる業種の会社が業種予想を大幅下方修正、日本も中国企業との取引がある会社は下方修正が後を絶ちません。

 各国が保護主義に走り関税を掛け合い貿易が滞るとモノの値段が下がり始めます。深刻なデフレになっていき、企業は利益を出すことが出来ず多くの企業が倒産に追い込まれて、株の大暴落が起きます。1929年の世界大恐慌はこうして起きました。この年の前までの長期間に渡って株は上がり続けアメリカは、空前の好景気に沸いていましたが、各国の保護主義によって起きたデフレが暴落を引き起こしたのでした。そして第一次世界大戦を起こすまでアメリカの経済は回復しませんでした。当時の状況は、現在の世界の状況と酷似しています。

 私は、今回の金融危機を乗り換える為の資産防衛法をこのチャンネルで述べて行きます。まずは、現金資産比率を増やすこと。あるいは金を保有こと、景気敏感株をカラ売りすることなどが考えられます。しかし、ただ資産を防衛するだけではなく、金融危機から立ち直った時に資産も築けるような方法を紹介していきます。

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毎年様々な話題に事欠かない経済ニュース。例えば、世界経済に大きな衝撃を与えたリーマンショックは10年も前の話だが、今もなお、その記憶は生々しく残る。いつどうなるか分からない経済状況を踏まえ、我々は自分の資産をどう守れば良いのか?シリーズ「潮流」では、世界の政治・経済情勢に精通した筆者による、実践的な資産防衛術を紹介する。

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