お城カタリストの城語り

日本には現在もかつての姿をとどめている城が12箇所あるという。古くは国府の守備の拠点として、そして武士の時代には、武士の居住地と敵からの侵入を防ぐためのバリケードとして作られた日本の城は、やがては政治の拠点としてその役割を変えてきた。シリーズ「お城カタリストの城語り」は、お城カタリストの野口紀美氏が、城の歴史にスポットを当て、我が国の歴史や文化を分かりやすく解説する。

【城の歴史51】文化財保護の歴史と戦前に国宝指定された城

現在の日本の文化財は、昭和25年(1950)に制定された「文化財保護法」によって、保護や保存の法整備がなされています。江戸時代から残る「現存天守」を例にすると、松本城(長野県)・犬山城(愛知県)・彦根城(滋賀県)・姫路城(兵庫県)・松江城(島根県)の5つの天守が国宝に指定され、弘前城(青森県)・丸岡城(福井県)・備中松山城(岡山県)・丸亀城(香川県)・宇和島城・松山城(ともに愛媛県)・高知城(高知県)の7つの天守が国の重要文化財に指定されています。 この文化財保護法が制定される以前の日本は、どのような形で文化財を守り、保護してきたのでしょうか。今回は、日本の文化財保護の歴史とともに、戦前に保護 …

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