古事記を読んでいて思うことがあります。出てくる男性の神様達が、ダメンズ・オンパレードなのです。 怖くて逃げ出してしまう神様、母が恋しくて泣き叫ぶ神様、セクハラをしてしまう神様、約束を簡単に破ってしまう神様、戦わず逃げ回る神様など。 勇敢で、凛々しい神様は、殆ど出てこないのです。そして、このダメンズの神様と結ばれるヒメは、しっかりものの神様。これは、どうしてなのでしょうか? 私は、これを日本人の男女関係の縮図のように感じています。ダメな男を芯の強い女性が支える。この姿が、日本人にとっては、一番しっくりくる関係のように思っています。 古事記の最初からそうなのです。夫婦で国産みを行うイザナギ、イザナ …
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