―維新十傑(1)― 幕末の在野で活動した人物を示す「志士」を代表するのは坂本龍馬ということになるのだろうが、「維新の十傑」(西郷隆盛・大久保利通・小松帯刀・大村益次郎・木戸孝允・前原一誠・広沢真臣・江藤新平・横井小楠・岩倉具視)を欠いて、「幕末維新」を振り返ることはできないので、公家や藩士の一部も含めながら辿ってみたい。 本来なら、吉田松陰・頼三樹三郎・有村次左衛門・高橋多一郎・清河八郎・伴林光平・平野国臣・佐久間象山・高杉晋作に坂本龍馬を加えた十名は、維新へと導いた「革命家」たちでありその功業を称えるべきかも知れないが、「明治」と改元された慶応4年9月8日を起点として、以下夫々の故由を挙げ …
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