三英傑の織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の性格の違いを表現した「ホトトギスの句」があります。信長は「鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス」と、秀吉は「鳴かぬなら 鳴かせてみせよう ホトトギス」、家康は「鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス」と詠んだと伝わります。 これは、南町奉行を歴任した旗本の根岸鎮衛(ねぎし しずもり)の、江戸中期の随筆『耳嚢(みみぶくろ)』に書かれた古物語の話から広まったと言われています。筆者の鎮衛も、彼らの歌をリアルタイムで聞いた訳ではないので脚色はもちろんされているでしょうが、この3句の表現は言い得て妙です。 3人の城づくりは、このホトトギスの句のように三者三様の戦略の …
この続きは、ロンダンを定期購読頂くことで閲覧が可能です。
価格:月額1100円(税込)
ログインして閲覧する 会員登録して購入する