近世城郭の象徴といえば、やはり「天守」です。天守には、構造の違いから「望楼型(ぼうろうがた)」と「層塔型(そうとうがた)」の2つの種類があります。 望楼型天守は、古い形式の天守です。天守のはじまりとされる織田信長が築いた「安土城(滋賀県)」の天守も望楼型でした。望楼型天守の構造は、1階建てや2階建ての大きな「入母屋造(いりもやづくり)」の建物の上に、1階建て〜3階建ての「望楼(ぼうろう・遠くを見渡すための物見やぐらのような役割をする建物)」という別の建物を載せたものです。天守の基部(中央部分)に大きな三角の入母屋破風(いりもやはふ)ができるのが、望楼型天守の特徴です。 層塔型天守は、関ヶ原の戦 …
この続きは、ロンダンを定期購読頂くことで閲覧が可能です。
価格:月額1100円(税込)
ログインして閲覧する 会員登録して購入する