名古屋城の天守を木造で復元する計画を知っていますか? 名古屋城は、慶長15年(1610)に徳川家康が築いた巨大城郭です。江戸時代には「御三家筆頭・尾張徳川家の居城」として栄え、明治維新後は陸軍省や宮内省の管轄で「鎮台」や「離宮」になるなど歴史の荒波に揉まれながら、天守は現存し続けました。その文化的価値が評価されて、昭和5年(1930)に城郭で初の国宝に指定されたのが名古屋城です。 この貴重な名古屋城の天守は、昭和20年(1945)5月の太平洋戦争の大空襲で焼失しました。焼け焦げた石垣だけが残るその姿を目にした名古屋の人たちは、胸が張り裂ける思いだったことでしょう。 名古屋城の再建の声は日増しに …
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