和・作法の彩り

全日本作法会で20年以上、作法に携わり、企業や大学にてマナー研修を実施している筆者が送る日本の礼儀・作法に関するチャンネル。
一口に礼儀・作法といってもそこに隠されている、込められている日本の心、文化について発信していきます。

八朔

八朔(はっさく)と言っても、果物の「八朔」ではありません。 八月一日のことです。八月の朔日。朔日というのは一日を表します。 「朔(さく)」とは地球から見て、太陽と月が同じ方向となるので、月が見えないのです。 この日を月の始まりとし、「月立つ」から「ついたち」と呼ぶようになりました。 または、この日から新しい月が出ると考え一日は、旧暦では新月となります。  新月となる一日は毎月やってきますが、八月一日は昔は特別の日として、各地で行事ごとが行われていました。 農村地域では、この日に恩人や世話になっている人に初穂を贈る慣習がありました。 初穂は田の実ということで「田の実の節句」とも云われていたようで …

この続きは、ロンダンを定期購読頂くことで閲覧が可能です。

価格:月額1100円(税込)

ログインして閲覧する

和・作法の彩り 
過去記事一覧

テキストのコピーはできません。