お城カタリストの城語り

日本には現在もかつての姿をとどめている城が12箇所あるという。古くは国府の守備の拠点として、そして武士の時代には、武士の居住地と敵からの侵入を防ぐためのバリケードとして作られた日本の城は、やがては政治の拠点としてその役割を変えてきた。シリーズ「お城カタリストの城語り」は、お城カタリストの野口紀美氏が、城の歴史にスポットを当て、我が国の歴史や文化を分かりやすく解説する。

日本の宝 現存12天守

日本には、江戸時代からの姿で残る天守が全国に12基あります。これらの天守は「現存12天守」と呼ばれ、貴重な文化財として国宝や重要文化財に指定されています。 現存天守がある城は、弘前城(青森県)・松本城(長野県)・丸岡城(福井県)・犬山城(愛知県)・彦根城(滋賀県)・姫路城(兵庫県)・備中松山城(岡山県)・松江城(島根県)・丸亀城(香川県)・松山城(愛媛県)・宇和島城(愛媛県)・高知城(高知県)です。今回は、この中からいくつかの現存天守をご紹介します。 日本の建築技術は古来より優れたものがありました。現存する世界最古の木造建築物といわれる法隆寺の西院伽藍の建物群は、1300年以上前の飛鳥時代に創 …

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