「歴史は真実の積み記」

大東亜戦争(第二次世界大戦)から、日本が奪われ続けてきたもの。
このチャンネルでは筆者が現代の日本人に警鐘を鳴らすため、歴史に埋もれている事柄から読み取ることのできる諸外国の動向、
現代の日本人に必要なものとはについて発信していきます。

日本の惨禍(81)―明治維新という詐誕(21)―

 前稿で、鐘をつく老人と若干9歳の小児の自刃が同じ延長線であったように思われると述べたが、今を生きている我々には想像すら覚束ない価値観、敢えて大仰に申せば、その「掟」が桁違いに異なっていたのかも知れない。  詳細は省かせて頂くが、「白虎隊」はその身分によって、士中(上級武士の子)一番隊・二番隊、寄合(中級武士の子)一番隊・二番隊、足軽隊に分けられていた。  士中隊の主な任務は藩主父子の護衛であったが、戦いが激しくなると前線にまで出撃した。最前線に取り残され、飯盛山で自刃した白虎隊は士中二番隊の少年たちであった。しかし、その年齢からもわかるように、あくまで予備の予備とされるべき部隊であった為、支 …

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