幕末から明治の初期にかけて、未曽有の騒乱が生じていたことは様々な情報により広く知られているが、その背景や詳細を知る人は多くないのではないか? 歴史上の事件や事象をドラマの一場面として捉えるだけなら、深く掘り下げる必要もなく気軽に楽しめばいいだけだが、そうするだけは真相や前後関係を知ることはできず、真因を味わうことなどできないだろう。 「太平之ねむけをさます上喜撰(蒸気船) たった四はいて夜(よ)るもねられす」は、嘉永6年6月3日(皇紀2513年 1853年)に浦賀に押し寄せたペリー提督率いる黒船来航時の衝撃を風刺した狂歌だが、この時から我が国の歩みと価値観に不純物が混ざりだし、国柄と民族 …
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