慶応4年(1868年)正月に勃発し、1年5ヵ月に亘った「戊辰戦争」は、端を発した鳥羽伏見戦から四月の江戸開城までがその第一段階であり、「天皇政府」と「徳川政府」が将来の絶対主義的全国覇権を争ったもので、「戊辰戦争」の本質でもあった。 次の第二段階は、江戸開城によって全国政権としての性格を強めた「天皇政府(朝廷)」と、地方政権としての奥羽越列藩同盟との戦いであった。(あくまで、戦いの性格からの分類であり、隠された陰謀や欺瞞工作等その背景にあった出来事等は、考慮していない) 第三段階では、その天皇政府の支配下に入った旧幕臣の一団が、抵抗の拠点を蝦夷地の一角に求めたことから戦争が起った。蝦夷地に「 …
この続きは、ロンダンを定期購読頂くことで閲覧が可能です。
価格:月額1100円(税込)
ログインして閲覧する 会員登録して購入する