日本人は城が好きです。春は城へ桜を観に行き、地方へ観光に行けば、城に立ち寄ることが多いでしょう。毎年花見に行っていた公園が実は城だったとか、そういえば子どもの頃の遊び場が城だったなど、無意識に城へ行っていたという方もいるかもしれません。その行動を促しているのは、好きだからという理由だけではなく、日本人のDNAに刻まれた先人たちの記憶かもしれないと私は思うのです。 「【城の歴史46】日本最後の城・園部城」でご紹介した「園部城(兵庫県)」のように、明治以降に新政府の許可を得て建てられた城はいくつかありました。けれど廃藩置県や廃城令を経て、明治初期に日本の城は激減します。世界の列強と肩を並べ、近代国 …
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