日本では、開国、明治維新が起こるまで全員着物で暮らしていました。 そして、洋装が日常となった現代でも、着物は存在しています。 弥生時代は、男性は一枚の布を体に巻き付けており、女性は貫頭衣(かんとうい)という、袖なしの布を着ていたと「魏志倭人伝」には記されています。 ここでいう「貫頭衣」は一枚の布に頭だけを出すように穴を開けたポンチョのようなものを思いがちですが、二枚の布を縫い合わせ中央は縫わずにそこから首を出すようなものであったと考えられます。日本の布は一人で織られるのが伝統的です。左右の手で緯糸(よこいと)を受け渡しするので、肩幅より広い布幅は織れないと思われるからです。 二枚の布を …
この続きは、ロンダンを定期購読頂くことで閲覧が可能です。
価格:月額1100円(税込)
ログインして閲覧する 会員登録して購入する