和・作法の彩り

全日本作法会で20年以上、作法に携わり、企業や大学にてマナー研修を実施している筆者が送る日本の礼儀・作法に関するチャンネル。
一口に礼儀・作法といってもそこに隠されている、込められている日本の心、文化について発信していきます。

着物の歴史

 日本では、開国、明治維新が起こるまで全員着物で暮らしていました。  そして、洋装が日常となった現代でも、着物は存在しています。   弥生時代は、男性は一枚の布を体に巻き付けており、女性は貫頭衣(かんとうい)という、袖なしの布を着ていたと「魏志倭人伝」には記されています。 ここでいう「貫頭衣」は一枚の布に頭だけを出すように穴を開けたポンチョのようなものを思いがちですが、二枚の布を縫い合わせ中央は縫わずにそこから首を出すようなものであったと考えられます。日本の布は一人で織られるのが伝統的です。左右の手で緯糸(よこいと)を受け渡しするので、肩幅より広い布幅は織れないと思われるからです。 二枚の布を …

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