和・作法の彩り

全日本作法会で20年以上、作法に携わり、企業や大学にてマナー研修を実施している筆者が送る日本の礼儀・作法に関するチャンネル。
一口に礼儀・作法といってもそこに隠されている、込められている日本の心、文化について発信していきます。

3.袱紗と風呂敷の使い方

袱紗に包むのは何故? さて、儀式の時の金子は祝儀袋などに入れて、その袋ごと「袱紗」と言われている布に包んで持参するのがならわしです。金子を現代は封筒のような袋に入れますが、元々は白い紙に包むというのが正式です。お金はいろいろな「念」が付きやすいので、その念を浄化するために白い紙に包むという慣習が生まれたのです。白い紙に包んで、水引を結びます。白い紙が祝儀袋・不祝儀袋とでは包む形が違っています。お相手には袋ごと渡しますので、その袋が汚れないように、うえから布に包むのです。 贈り物を先方に届ける際には、広蓋(ひろぶた)といわれる塗のお盆の上にのせ、塵よけに袱紗をかけ、さらに風呂敷で包んだのです。お …

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