「歴史は真実の積み記」

大東亜戦争(第二次世界大戦)から、日本が奪われ続けてきたもの。
このチャンネルでは筆者が現代の日本人に警鐘を鳴らすため、歴史に埋もれている事柄から読み取ることのできる諸外国の動向、
現代の日本人に必要なものとはについて発信していきます。

「日本の惨禍(76)」―明治維新という詐誕(16)―

 嘉永6年のペリー艦隊の浦賀来航以来、「外圧」もヒシヒシと押し寄せてきたことは、幾度となく述べさせて頂いたが、明治維新そのものが一種の政治革命であった為に、戦勝者(殊に薩長土肥)は都合良き歴史を編み、強いてその非を飾ったことも一再でなかったことも、今では周知の事実となっている。  例えば、明治初年に太政官歴史課においてその編纂に着手し、爾来前後十六箇年八箇月を費やして、漸く完成した代表的官選歴史とも言うべき「復古記」をみても、その体裁は、薩長土肥の軍隊を以って「官軍」と為し、幕軍並びにその一味に属する奥羽越列藩同盟の軍隊は、「朝敵」「賊兵」としている。 種々の陰謀策略が行われたことは云うまでも …

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