「歴史は真実の積み記」

大東亜戦争(第二次世界大戦)から、日本が奪われ続けてきたもの。
このチャンネルでは筆者が現代の日本人に警鐘を鳴らすため、歴史に埋もれている事柄から読み取ることのできる諸外国の動向、
現代の日本人に必要なものとはについて発信していきます。

日本の惨禍(53)―近衛文麿公の65日間(5)―

 戦争中は敗戦主義者・和平論者と攻撃され、戦後は戦争犯罪人にされた近衛文麿公の「歯軋り」について、随分紙幅を割いてきた。 隣人の意見に同調し易い日本国民の特徴を除いて、1931年には「三月事件」・「十月事件」(桜会によるクーデター事件)、翌年には「五・一五事件」、更に「二・二六事件」と続き、世界的な不況を背景とした中で、大正デモクラシーが声高に叫ばれ、一方ではそれらの動きを「非国民」と弾圧しようとする政府の姿勢などが対峙していた。 そのような時代背景の下、近衛文麿公は三顧の礼で第34代(第38代・第39代)内閣総理大臣に迎えられたのだ。 人はその社会的地位が高くなればなるほど、風当たりは強くな …

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