「歴史は真実の積み記」

大東亜戦争(第二次世界大戦)から、日本が奪われ続けてきたもの。
このチャンネルでは筆者が現代の日本人に警鐘を鳴らすため、歴史に埋もれている事柄から読み取ることのできる諸外国の動向、
現代の日本人に必要なものとはについて発信していきます。

日本の惨禍(65)―明治維新という詐誕(5)―

        惜しまじな   君と民との  ためならば    身は武蔵野の  露と消ゆとも (錦絵に残る豪華絢爛な大行列とは裏腹に、宮の覚悟とご生涯が伝わってくる)  『其儀に就いては、平に御免を蒙る。妾(わらわ)は、父帝崩御の折柄、猶母君の胎内に在って、其後、四カ月を経て、生れ出たのである。 されば、父の御顔すらも拝せずして、お別れ申し上げたのは、朝な夕なに、妾の胸を痛める哀しみである。せめては、此の都に、永く滞り、父帝の御陵に参拝して、その亡き霊(みたま)に、孝養を盡したいと思うのである。 今俄に、関東へ下れば、其儀も叶わなくなるゆゑ、此一事は、如何に忍ばんとするも、忍ぶことの出来ぬ、事 …

この続きは、ロンダンを定期購読頂くことで閲覧が可能です。

価格:月額1100円(税込)

ログインして閲覧する
テキストのコピーはできません。