前稿「日本の惨禍(45)」でのアメリカの潜水艦ボーフィン号の暴虐に続いて、ソ連太平洋艦隊の潜水艦の攻撃により昭和20年8月22日に、北海道留萌沖の海上で樺太からの疎開者を主体とする日本の緊急疎開船3隻(小笠原丸、第二新興丸、秦東丸)がソ連軍の潜水艦(L-12号・L-19号)からの攻撃を受け、小笠原丸と泰東丸が沈没して1,708名以上が犠牲となった事件を取り上げておきたい。 「日本の惨禍(33)」で真岡郵便局の悲劇は、「風雪の門」というサブタイトルでご紹介させて頂いたし、前々稿「日本の惨禍(44)」では「占守島の戦」として、大日本帝国がポツダム宣言受諾後に降伏文書への調印意思を連合国へ通達した …
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