前稿の「ヤルタ会談」で詳しく見てきたように、ソ連(≒スターリン)が第二次世界大戦の終盤にどのような企てを腹蔵していたかは、歴史の中で紛れもなく一条の光を放っている。 ソ連(ソビエト社会主義共和国連邦)は、ウラジミール・レーニン率いるボリシェヴィキが、1917年に起こした十月革命を起源として勢力を拡大し、反ボリシェヴィキ(主として、白軍)を抑え込んで、1922年12月30日にロシア、ザカフカース、ウクライナ、ベラルーシを統合したソビエト連邦を成立させたもので、レーニンの死後はヨシフ・スターリン(Iosif Vissarionovich Stalin)がその筆名(「スターリン」:鋼鉄の人)の通り、 …
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