―支那の抗日(8)― 通州事件②(1937年7月29日) 東京日日新聞が7月31日付け号外で、「惨たる通州叛乱の真相 鬼畜も及ばぬ残虐極まる暴行」との見出しで報じた暴戻の数々を、様々な立場の人々の証言で振り返ってみよう。 ・安藤利男記者(社団法人 同盟通信社)の証言 生存者であった同盟通信記者であった安藤は同年10月、「虐殺の巷通州を脱出して」を日本外交協会で発表し、『通州兵変の真相』(森田書房)を刊行した。 安藤は戦後の昭和30年にも、『文藝春秋』に「通州の日本人大虐殺」と題して回想を発表した。 「前日あたりにさう云ふ気配はなかつたかと云ふことをよく聞かれるのでありますが、吾々は、誠にお恥し …
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