「歴史は真実の積み記」

大東亜戦争(第二次世界大戦)から、日本が奪われ続けてきたもの。
このチャンネルでは筆者が現代の日本人に警鐘を鳴らすため、歴史に埋もれている事柄から読み取ることのできる諸外国の動向、
現代の日本人に必要なものとはについて発信していきます。

文久2年のテロル(2)

・井上佐一郎(文久2年8月2日 大坂道頓堀)  井上佐一郎(佐市郎とも)は、家柄が下士ではあったが、土佐藩参政・吉田東洋(前稿・文久2年のテロル-1-に記載済み)に認められ、下横目(警吏)の役職を与えられていた。  その吉田東洋暗殺の犯人探索にあたっていたが、藩主・山内豊範の参勤に従って上洛の途次大坂に滞留中に、同藩の久松喜代馬・田内喜多治・村田忠三郎・岡田以蔵らが示し合わせ、大坂・心斎橋の料亭「大与」に誘い出して酒を飲ませた上、帰路九朗右衛門町の河岸辺りの人気のまばらな処で絞殺された。  「人斬り以蔵」初の殺人であったと言われているが、田内と村田が押さえつけている間に以蔵が井上の首を絞め、久 …

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