「歴史は真実の積み記」

大東亜戦争(第二次世界大戦)から、日本が奪われ続けてきたもの。
このチャンネルでは筆者が現代の日本人に警鐘を鳴らすため、歴史に埋もれている事柄から読み取ることのできる諸外国の動向、
現代の日本人に必要なものとはについて発信していきます。

皇女和宮降嫁(二)

『其儀に就いては、平に御免を蒙る。妾(わらわ)は、父帝崩御の折柄、猶母君の胎内に在って、其後、四カ月を経て、生れ出たのである。  されば、父の御顔すらも拝せずして、お別れ申し上げたのは、朝な夕なに、妾の胸を痛める哀しみである。せめては、此の都に、永く滞り、父帝の御陵に参拝して、その亡き霊(みたま)に、孝養を盡したいと思うのである。  今俄に、関東へ下れば、其儀も叶わなくなるゆゑ、此一事は、如何に忍ばんとするも、忍ぶことの出来ぬ、事柄であるに依って、朝意に悖(もと)るは、不孝の至りであるが、此儀は宜しく、お執り成しを、願いたい』(伊藤痴遊全集第一巻「幕末側面史」)  幕府の執拗な説得はあらゆる伝 …

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