神話でわかる日本の心

神話は、我々の祖先の物語。そこには、日本人が大切にしてきたものが語られています。神話から、日本人を知ることは、ひいては自分を知ることに繋がります。
神社参拝を契機に祀られている神々が活躍する神話に興味を持ち始め、2012年に神話を伝える活動を始めた筆者が送る神話から読み解くことのできる日本人のDNA、守っていくべきものとは…。

いったい、いつまで待たせるの!

約束をしたのに、待っていてといわれたので待っているのに、待ちくたびれてしまった。たいていの場合、待っているのは女性で、待たしているのは男性です。21世紀でも、よく耳にします。女性がブチ切れて、男性が平謝りで、なかなか許してもらえず、恋愛関係に危機がやってきた。そんな感じです。このことは、神々の時代でもあまり、変わらないようです。 雄略天皇の時代、遊びに出かけた先の河原で着物を洗ってい幼い乙女に出会います。その美しい姿に見惚れて、天皇は、「お前は誰の子か?」そう尋ねました。乙女は「引田部の赤猪子です。」そう答えます。天皇は赤猪子へ「もう少し、大きくなったら宮中に呼び寄せるから、あなたは大人になっ …

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