日本神話の最大の敗者と言えば、オオクニヌシだと言えるでしょう。なぜなら、地上界の王として国を出雲の地で治めていたにも関わらず、 突然やってきた高天原(たかまがはら)の使者から国を譲れと言われて、国を譲って隠遁したのですから。もともと争いを好まないオオクニヌシ。 兄神達との諍いで、殺されそうになっても立ち向かわず、逃げて、逃げとおしたのですから、今回も戦いませんでした。相手は、見るからに強そうなタケミカヅチという神様。 高天原のアマテラスからの強い要望であればと返事は、あいまいにして、二人の息子に委ねました。長男のコトシロヌシも事を荒立てたくない神様。 アマテラスがそうのように言うのであればと了 …
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