神話でわかる日本の心

神話は、我々の祖先の物語。そこには、日本人が大切にしてきたものが語られています。神話から、日本人を知ることは、ひいては自分を知ることに繋がります。
神社参拝を契機に祀られている神々が活躍する神話に興味を持ち始め、2012年に神話を伝える活動を始めた筆者が送る神話から読み解くことのできる日本人のDNA、守っていくべきものとは…。

この世の食べ物をいただくということ

私達は、この世に生れて来てしばらくの間、母親から栄養をもらってました。そして、自分で食べるということを始めます。それから、一生の間、生きるために食べるということを続けて来て、ある日、この世と別れて、別の世界に旅立っていきます。自分で食べ始めること、食べ終わるということが儀式になって、今も生活の中に残っています。食べ始めることは、お食い初め。食べ終わることは、お葬式の枕飯です。 これに関係することが、日本の神話の中でも語られています。前回、”日本で最初の夫婦げんか”の中でもお話しました。イザナギとイザナミのお話。火の神を生んだ時に負った大ヤケドが原因で、亡くなり、黄泉の国に行ってしまったイザナミ …

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