私達は、この世に生れて来てしばらくの間、母親から栄養をもらってました。そして、自分で食べるということを始めます。それから、一生の間、生きるために食べるということを続けて来て、ある日、この世と別れて、別の世界に旅立っていきます。自分で食べ始めること、食べ終わるということが儀式になって、今も生活の中に残っています。食べ始めることは、お食い初め。食べ終わることは、お葬式の枕飯です。 これに関係することが、日本の神話の中でも語られています。前回、”日本で最初の夫婦げんか”の中でもお話しました。イザナギとイザナミのお話。火の神を生んだ時に負った大ヤケドが原因で、亡くなり、黄泉の国に行ってしまったイザナミ …
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