永田町や霞ヶ関からみた政局を中心に一般の方も楽しめる内容です。 普段の地元の景色と違う議員や政局が読み取れるよう分かりやすく解説・分析してまいります。
日本維新の会は、来年の市長任期を持ち政治家を引退する大阪市長の松井一郎代表(58)の後任を決める代表選を8月27日に行う。新たなリーダー擁立により、立憲民主党を越え、野党第一党になるか。はたまた維新を創設し支えてきた橋下徹氏(53)、松井代表のカリスマが抜けた後、維新は失速するのか。結党以来初となる代表選に注目したい。 【代表選投票ルール】 代表選は14日に告示、27日の臨時党大会で開票する。国会議員、地方議員、首長らの「特別党員」と、「一般党員」にそれぞれ1票が与えられ、最多得票者が新代表に就く。自民党や立憲民主党のような、国会議員票と党員票で格差を設けておらず、まさに維新らしいガチンコの …
早稲田大卒。広告代理店勤務、参議院議員秘書を経て、2007年に大田区議選に立候補し、初当選。09年から都議を3期務めた後、19年参院選で比例代表から出馬し、初当選を果たした。現在1期目。 日本維新の会の勢いが止まらない。昨秋の衆院選では4倍以上となる41議席を獲得し、今夏の参院選では改選議席から倍増の12議席を得た。8月には松井一郎代表の後任を決める代表戦が行われる見込みで、今後は本格的な「全国政党化」を進めるとみられる。党総務会長で、東京維新の会代表の柳ケ瀬裕文参議院議員にインタビューした。 ◆東京維新の会の成り立ち 「約20年前、『自民党政治では駄目だ。政治を正すのは民主党だ』と考えて …
慶應義塾大大学院修了。衆議院議員秘書を経て、2003年の衆院選で東京21区から民主党公認で立候補し初当選。野田佳彦内閣で防衛副大臣などを歴任し、昨年の衆院選で東京18区から自民党公認で出馬。菅直人元首相に敗れるも、比例復活当選した。現在7期目。 ロシアによるウクライナ侵攻は、外国からの攻撃が起こり得るという現実を突きつけた。日本はこの事態から何を学ぶべきなのか。参院選での大勝を受けて、岸田文雄首相は改憲に意欲を見せるが、今後予想される展開は。安全保障に詳しい自民党の長島昭久衆議院議員にインタビューした。 ◆ウクライナ危機の教訓 「悲惨な光景を目の当たりにし、一刻も早くこの戦争を終わらせなけ …
慶應義塾大卒。京都市議を5期務めた後、2004年の参院選で初当選し、現在3期目。第一次岸田内閣で初入閣。今期限りでの政界引退を表明している。 ◆災害時の対応 「昨年10月の就任以来、二つの大きな地震を経験した。一つは就任間もなく起きた千葉県北西部を震源とする地震で、もう一つは今年3月の福島県沖で発生した地震。いずれも夜に秘書官から電話があり、すぐさま官邸内の危機管理センターに駆け付けた。特に福島県沖の地震では、岸田総理からは『できるだけ早く現地に入り、被災者の気持ちに寄り添った支援策を考えてほしい』と指示を受け、対処した」 「私のメインの仕事は国家公安委員長だが、災害はいつどこで起きるかわか …
第26回参議院選挙は10日の投開票に向け激しい選挙戦へ。全国で自民党圧勝が予測される中、京都選挙区は史上稀に見る大混戦の模様。定数2の自民党、立憲民主党の指定席に日本維新の会が初めて議席獲得を狙う。各党のシノギを削る戦いが展開中。果たして勝利の女神はどの候補者に微笑むのか、最後まで目が離せない。 【維新 楠井祐子】 左京区生まれ山科区育ち同志社大学卒業後、大阪ガス入社。国民民主党から国政選挙で初めて維新が推薦を受け、前原誠司議員も応援に入る。松井一郎代表だけでなく、吉村洋文副代表も連日京都に入り、精力的に活動。出産や教育無償化など次世代への投資を全面に出し、現役世代や若者を中心とした無党派層 …