恋焦がれるあまり、もだえ苦しみ死んでしまう女性が登場する[能]や、恋する人に裏切られ、この世に恨みを残し「恨めしや~」と出てくる[怪談]など、昔から日本では、濃くて深い恋愛物語が舞台で演じられてきました。 しかし、いつの頃からか、恋愛のことを真正面から熱く語ると、格好悪いと言われるようになっている気がします。今の20歳代の若者は、お互いに深く立ち入らない範囲で恋愛するようです。だからこそ、この映画は今ヒットしているんだろうなと思います。 今回、取り上げるのは「劇場版 おっさんずラブ LOVE or DEAD」です。 本作は、中堅サラリーマンの「おっさん」の純粋さをウリに、不器用さと正直さで …
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