お城カタリストの城語り

日本には現在もかつての姿をとどめている城が12箇所あるという。古くは国府の守備の拠点として、そして武士の時代には、武士の居住地と敵からの侵入を防ぐためのバリケードとして作られた日本の城は、やがては政治の拠点としてその役割を変えてきた。シリーズ「お城カタリストの城語り」は、お城カタリストの野口紀美氏が、城の歴史にスポットを当て、我が国の歴史や文化を分かりやすく解説する。

早起きは三文の徳 二条城の非公開エリアで特別な朝御膳を

三方を山に囲まれた盆地だからでしょうか、京都の夏は湿度が高くてとても暑い!そんな夏本番の7月〜9月に、二条城ではゆったり城内を観覧できるよう、涼しい朝と夕方の入城時間が拡大されます(夕方の入城延長は7・8月のみ)。そんな時期に開催されるイベントが、完全予約制の『清流園・香雲亭での特別朝食』です。 「香雲亭(こううんてい)」は、江戸初期の豪商・角倉了以(すみのくら りょうい)の邸宅から移築した歴史的な建造物です。了以のお屋敷から移した800個の庭石と、全国から集めた名石300個を使ってつくられているのが「清流園(せいりゅうえん)」です。 庭園には、日本古来の「おもてなし」の心がつまっています。眺 …

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