旧暦6月2日は、織田信長の命日です。天正10年(1582)6月2日、本能寺に滞在する信長は、家臣の明智光秀の謀反によって襲撃されました。かの有名な「本能寺の変」です。近世城郭のはじまりとされる安土城の荘厳な天主は、本能寺の変から約2週間後に炎上、焼失します。天主の完成からわずか3年の出来事でした。時代の革命児・信長の、天下統一と城郭戦略はここで幕を閉じるのです。 城の歴史において、信長の先見性は目を見張るものがあります。父・信忠の居城移転を継承した信長は、天下を手中に収めるべく、那古野城→清州城→小牧山城→岐阜城→安土城と居城を移動させながら、革新的な城づくりを進めてきました。 その信長が「日 …
この続きは、ロンダンを定期購読頂くことで閲覧が可能です。
価格:月額1100円(税込)
ログインして閲覧する 会員登録して購入する