お城カタリストの城語り

日本には現在もかつての姿をとどめている城が12箇所あるという。古くは国府の守備の拠点として、そして武士の時代には、武士の居住地と敵からの侵入を防ぐためのバリケードとして作られた日本の城は、やがては政治の拠点としてその役割を変えてきた。シリーズ「お城カタリストの城語り」は、お城カタリストの野口紀美氏が、城の歴史にスポットを当て、我が国の歴史や文化を分かりやすく解説する。

大河ドラマをもっと楽しむ 明智光秀ゆかりの城の話

2020年のNHK大河ドラマは、明智光秀が主人公の『麒麟がくる』です。 光秀の名でまず思い浮かぶのは、やはり主君・織田信長を襲撃した「本能寺の変」でしょう。なぜ光秀がクーデターとも言える大胆な行動をとったのか。その真相は、信長に対する怨恨説や光秀の野望説、足利義昭による黒幕説、はたまた秀吉や家康が黒幕だとする説や、イエズス会陰謀説に室町幕府の再興説など数多くありますが、未だ闇の中です。 ドラマでは、本能寺の変に至るまでの光秀の人生と心の動きがどう表現されるのか気になるところですが、ぜひ登場する(であろう)光秀ゆかりの城にもご注目ください。 光秀が生まれたとされる城は、岐阜県に2城あります。可児 …

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