名古屋城と言ってイメージするものは何でしょうか?そう、「金の鯱(しゃちほこ)」ですね。鯱は、まさに名古屋城のシンボルです。金の鯱に対する名古屋の人たちの想いは、とっても熱いものがあります。今回はそんな名古屋人の「金シャチ愛」についてのお話です。 鯱は、姿が魚で頭が虎の想像上の動物です。「魚へん」+「虎」の、まさに文字通りの姿をしています。火事になったら口から水を噴いて火を消すと言われ、建物の守り神として、主に屋根のてっぺんに付けられます。奈良県の東大寺大仏殿のてっぺんにある飾りを「鴟尾(しび)」と言いますが、鯱は鴟尾が変形したもので、役割はどちらも同じ火除けのまじないです。 江戸時代はじめの築 …
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