小学校で漢字を習ったとき、一つの漢字に「音読み」と「訓読み」があるのを知り、覚えたと思います。小学生の時は覚えることに必死なので、それを不思議とも考えませんでした。音読みとは漢字の生産国である中国の読み方。訓読みとは日本語での読み方。 我が国の最も古い歴史書である「古事記」は全文が漢字で記されていますが、読みは訓読みの日本語、いわゆる「やまと言葉」で表現されています。万葉仮名を用いているのです。万葉仮名とは、漢字の字義(意味)を無視して、漢字の音を利用して表現する文字のことです。私たちの遠い祖先が、漢字文化を受け入れても、民族が使っていた言葉を捨てずに、自分たちの言語で意味が合致する言葉を当 …
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