和・作法の彩り

全日本作法会で20年以上、作法に携わり、企業や大学にてマナー研修を実施している筆者が送る日本の礼儀・作法に関するチャンネル。
一口に礼儀・作法といってもそこに隠されている、込められている日本の心、文化について発信していきます。

言葉とは

 小学校で漢字を習ったとき、一つの漢字に「音読み」と「訓読み」があるのを知り、覚えたと思います。小学生の時は覚えることに必死なので、それを不思議とも考えませんでした。音読みとは漢字の生産国である中国の読み方。訓読みとは日本語での読み方。 我が国の最も古い歴史書である「古事記」は全文が漢字で記されていますが、読みは訓読みの日本語、いわゆる「やまと言葉」で表現されています。万葉仮名を用いているのです。万葉仮名とは、漢字の字義(意味)を無視して、漢字の音を利用して表現する文字のことです。私たちの遠い祖先が、漢字文化を受け入れても、民族が使っていた言葉を捨てずに、自分たちの言語で意味が合致する言葉を当 …

この続きは、ロンダンを定期購読頂くことで閲覧が可能です。

価格:月額1100円(税込)

ログインして閲覧する

和・作法の彩り 
過去記事一覧

テキストのコピーはできません。