7月は和名月で「文月(ふみつき)」です。 語源の由来は「文疲月(ふみひろげづき)」、書を広げて晒すという意味から、または稲穂の実りの時期が近づくという意味の「穂含み月(ほふくみつき)」からという説もあります。 七夕にちなんで「文披月」説が有力です。七夕には短冊に願い事を書くという慣習がありました。七夕の夜、里芋の葉に溜まった夜露で墨をすり、梶の葉に書いて、書の上達を祈願したそうです。 梶の木は神木として尊ばれ、神社などに植えられていました。その葉は供物の器として使われます。まだ、紙がない時代、梶の葉に願い事をしたため、短冊として使っていたのです。画仙紙には梶の木が使われています。 文字 …
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