八朔(はっさく)と言っても、果物の「八朔」ではありません。 八月一日のことです。八月の朔日。朔日というのは一日を表します。 「朔(さく)」とは地球から見て、太陽と月が同じ方向となるので、月が見えないのです。 この日を月の始まりとし、「月立つ」から「ついたち」と呼ぶようになりました。 または、この日から新しい月が出ると考え一日は、旧暦では新月となります。 新月となる一日は毎月やってきますが、八月一日は昔は特別の日として、各地で行事ごとが行われていました。 農村地域では、この日に恩人や世話になっている人に初穂を贈る慣習がありました。 初穂は田の実ということで「田の実の節句」とも云われていたようで …
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