七月は和名月で「文月」といいます。元は「文被月」であり、 七夕に和歌を詠んだり、短冊に願い事を書いたりして「文を広げて晒した」からという説と 稲穂が膨らむので「含み月」から「文月」になったという説があります。 前記の説をとって、「文」から「手紙」についての作法やエピソードをお伝えします。 正式な手紙の形は前文、主文、末文、後付となります。 前文には、頭語(拝啓・謹啓・一筆申し上げます・謹んで申し上げます他)があり、時候の挨拶(梅雨の候、夏本番となり、など)、先方の安否(ますますご健勝のことと)、感謝の言葉(いつもお世話になっており)が含まれます。 主文は、起辞(さて、ところで、他)から始ま …
この続きは、ロンダンを定期購読頂くことで閲覧が可能です。
価格:月額1100円(税込)
ログインして閲覧する 会員登録して購入する