ヘルスディスカバリー

今日からできる糖尿病と夏バテ予防-食べ方編-

暑くなり、ビールの美味しい季節になりましたね。この季節は年末年始、春の歓送迎会に続いて飲み会の多い季節。健康はいつも当たり前にあって当たり前でないことに気づくこの季節、お仕事の忙しさも重なって体調が気になるところですね。 …

暑くなり、ビールの美味しい季節になりましたね。この季節は年末年始、春の歓送迎会に続いて飲み会の多い季節。健康はいつも当たり前にあって当たり前でないことに気づくこの季節、お仕事の忙しさも重なって体調が気になるところですね。

特に夏バテや糖尿病などの慢性疾患がきになるところでしょうか。疲れや体調不良も出やすい季節であるものの、反対に実は夏バテから糖尿病まで「食事」で予防できてしまうこの季節。

ひょっとしてみなさまは夏バテ予防にはスタミナ食と思い込んでいませんか? スタミナ食はカロリーも高く、胃もたれなど別の体調不良を生じさせてしまう原因にもなってしまいます。

そこで、医療職にとってはごくごく当たり前のご飯の「食べ方」で夏バテから糖尿病まで予防できてしまいます。しかもそれが飲み会の席でも出来てしまう。今回はそんな便利な「食べ方」について説明します。

簡単に説明すると、「野菜」、「肉や魚」、「ご飯や麺類」の順番に食べます。「野菜から食べる」売位を、更に詳しく言うと、「野菜でも葉っぱから食べる」です。

例えば、よくお酒の場ではつきだしで枝豆などが出てくると思います。枝豆はメニューに載っているほか、付き出しで出てくることも多いものなので、「まずは付き出しを食べる」とインプットしても良いでしょう。

この食べ方、実は根拠があります。

「食べ物の選び方」と「食べる順番」が2型糖尿病の発症リスクに影響することを示した研究結果が、アメリカの学会で発表されています。学会で発表された研究の内容によると、「野菜、肉、米」の順番で別々に食べると食後血糖値の急上昇が最も抑えられることが発表されました。

みなさんは低GIという言葉を聞いたことがあるでしょうか?そもそもGIってなんだろう?と思われ方も多いと思います。

GIとはGlycemic Index(グリセミック・インデックス)の略で、WHOレポートが発表され注目されました。GI値とは、食べ物が糖に変わり血糖値が上昇する上昇の程度を表す指標です。

イメージとしては、ブドウ糖を摂取した時の血糖値上昇率を100として考えます。その数値が低い食べ物ほど、血糖値の上昇が抑えられるということです。

この低GIの食品を選ぶことは、単に糖尿病予防のための食べ方だけではありません。夏バテにも効果があるのです。

その理由は、低GIの食べ物を選ぶことで、ゆっくり血糖値が上がった後ゆっくり下がるので、知らず知らずのうちに自分の身体に負担をかけない食べ方になっているということです。要はほうれん草などの低GI食品から食べることで、身体の中の栄養素などが急に上がったり下がったりするのを防いで一定に保つということで身体の負荷を軽くするのです。

体の負担を軽くする為には、食べ物のチョイスも知っておくと便利です。

夏は暑くてご飯を食べる気にならないから、のど越しの良い麺類にしよう!と思われることも多いと思います。この時、うどん、素麺、蕎麦のどれを選びますか?

うどんなどの麺類はどれも高GIでは?と思われがちですが、「蕎麦」だけは違います。なんと蕎麦は低GI食に含まれます。今の季節だととろろ蕎麦やおくら納豆と共に食べるのも良いですね。

よく夏にはネバネバ系が良いと言われる理由のひとつにもこの低GIが関係しています。 しかし、「GI値を低く抑えるため」と野菜ばかりを摂取していたら栄養的に問題が出てきますので、GI値の低い食品を上手に組み合わせてバランスよく食事をすることが大切です。また、GI値の低い食品は「消化がゆっくり」なものなので、夏バテなどで消化機能が弱っている時は胃腸の負担となります。ご注意ください。

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