我が国史の中で「最大の汚点」と言われる、戊辰戦争(会津藩・奥羽越列藩同盟)について述べさせて頂こう。 「外圧」がもたらした維新への時の流れは、目覚ましい規模と速さで幕末の「泰平の夢」を打ち砕き、慶応3年(1867年)には10月14日に大政奉還、12月9日には王政復古の大号令が発せられ、德川幕府は瓦解した。 そして、翌年1月3日には鳥羽伏見の戦いに端を発した戊辰戦争は、「天皇の意志に基づき、それを妨げる賊臣を討つ」という元来の大義は、薩長軍が掲げた「錦旗」により、旧徳川幕府軍が賊臣であると宣言されてしまった。 「討幕の密勅」が偽勅であったかどうかをともかく、この「錦旗」も西郷と岩倉の共謀により …
この続きは、ロンダンを定期購読頂くことで閲覧が可能です。
価格:月額1100円(税込)
ログインして閲覧する 会員登録して購入する