副題の「近衛文麿公の65日間」とは、昭和20年10月12日から近衛公が自裁した12月16日(未明)の65日間であり、歯軋りが聞こえてきそうだ。 何故、その歯軋りに触れてみたいかと言えば、マッカーサー元帥より憲法改正のアプローチを受け、10月11日には昭和天皇陛下より「ポツダム宣言の受諾に伴い、大日本帝国憲法の改正の要否、もし、要ありとすれば、その範囲いかんについて、調査のうえ、奉答せよ」との命を拝し、その翌日(10月12日)の新聞紙面には「憲法改正準備、内府御用掛に近衛公、佐々木博士」という見出しが躍り、広く国民の注目を浴びた史実があったことによる。 マッカーサー元帥からのアプローチを受け、 …
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