―南京事件(1927年:②)― 前稿で述べたように、広東政府や国民革命軍が北京政府、北洋軍閥を打倒して中国国民党による全国の統一を目指した戦争であった北伐の中で、蒋介石による第三次北伐 (1926年7月~1928年12月)が、この南京事件に大きく関係したのであり、背景には共産主義者たちが蠢いており、その支援体制が延々と続いて大東亜戦争開戦に繋がったことは、歴史上動かせない。 日本は揚子江に駆逐艦を碇泊させていたが、虐殺を誘致するおそれありとして一発も砲撃せず、3月25日朝、警備強化のため荒木亀男大尉指揮下の海軍陸戦隊90人を上陸させた。領事館の避難民らは、イギリス軍による反撃に巻き込まれる …
この続きは、ロンダンを定期購読頂くことで閲覧が可能です。
価格:月額1100円(税込)
ログインして閲覧する 会員登録して購入する