―維新十傑(3)― ・木戸孝允(長州藩士 号:松菊、竿鈴) ―維新三傑― 天保4年(1833年)6月26日藩医和田昌景の長男として生まれたが、それまで男子に恵まれなかった為、養子(文譲)を迎えており家督の継承は既成の事実となっていた。 外科医として盛業中であった昌景は、家付き娘であった妻に先立たれ、武家出身の後妻清子を迎えて、54歳の「恥かきっ子」として生まれたのが幼名・小五郎であった。 封建時代には、家督を継ぐ長男以外は「余計者」で養子に出されるのがふつうで、和田家を出て同藩藩士桂九郎兵衛の養子となった。 桂家は俸禄百五十石の家柄であったが、末期養子(家の断絶を恐れて死の間際に迎えた養子 …
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