神話でわかる日本の心

神話は、我々の祖先の物語。そこには、日本人が大切にしてきたものが語られています。神話から、日本人を知ることは、ひいては自分を知ることに繋がります。
神社参拝を契機に祀られている神々が活躍する神話に興味を持ち始め、2012年に神話を伝える活動を始めた筆者が送る神話から読み解くことのできる日本人のDNA、守っていくべきものとは…。

神様になった果物

日本は、四季の変化がはっきりとしている国です。だから、四季折々に素晴らしい風景が現れ、四季折々に旬の食べ物が食卓にあがり、四季折々のファッションを楽しめる。生活に四季の変化が大きな影響を与えているような気がするのです。その中でも、景色の美しさは見惚れるものがあるのですが、食いしん坊の私は、そこはやはり、食が一番でもあります。日本の食生活の中心は、お米であり、お米は神様の贈り物であることは、以前、紹介させていただきました。それ以外にも、神話の中で、象徴的にでてくるのが果物なのです。果物の中で、唯一、神様として登場するのが、桃の実なのです。イザナギノミコト、イザナミノミコトの国生み神話の中でのお話 …

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