神話でわかる日本の心

神話は、我々の祖先の物語。そこには、日本人が大切にしてきたものが語られています。神話から、日本人を知ることは、ひいては自分を知ることに繋がります。
神社参拝を契機に祀られている神々が活躍する神話に興味を持ち始め、2012年に神話を伝える活動を始めた筆者が送る神話から読み解くことのできる日本人のDNA、守っていくべきものとは…。

建国記念日、始まりの地に想う!

2月11日は、建国記念日です。2882年前に奈良の橿原の地で初代神武天皇が宮を建てた日と神話は伝えています。このことが事実かどうか、いろいろ議論されるところではありますが、事実かどうかが問題なのではなく、そのことを長い間、私たちのご先祖さまが信じて伝えてきたということが重要なのだと思います。宮崎県の日向の地にしたイワレビコノミコトが、東に素晴らしい場所があるという啓示を受けて、住み慣れた土地を離れて船出をして、15年以上かけて、辿り着いた奈良の橿原の地に国を建てた。そして、この国をたくさんの部族が、ひとつ屋根の下で仲良く暮らせるような国にしようと建国の想いを掲げた。そのことが重要なのだと思うの …

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