建設経済新聞社 since 1957 京都から発信する論壇マガジン

２月１１日は、建国記念日です。２８８２年前に奈良の橿原の地で初代神武天皇が宮を建てた日と神話は伝えています。このことが事実かどうか、いろいろ議論されるところではありますが、事実かどうかが問題なのではなく、そのことを長い間、私たちのご先祖さまが信じて伝えてきたということが重要なのだと思います。宮崎県の日向の地にしたイワレビコノミコトが、東に素晴らしい場所があるという啓示を受けて、住み慣れた土地を離れて船出をして、１５年以上かけて、辿り着いた奈良の橿原の地に国を建てた。そして、この国をたくさんの部族が、ひとつ屋根の下で仲良く暮らせるような国にしようと建国の想いを掲げた。そのことが重要なのだと思うの …

師走も後半に入り、令和三年もあと一週間となりました。クリスマスが過ぎるとあっという間に年末。この時期の風物詩というと大掃除があげられるのではないでしょうか！会社でも、ご自宅でも大掃除をして、新しい年を迎える。そんな様子が、街中でもよく見かけます。では、何故、皆が一斉に大掃除をするのでしょうか？私の子供の頃から、会社員時代、現在に至るまで、ずっと年末は、大掃除をしています。でも、何故、大掃除をするのか？考えたこともありませんでした。何故するのですかと問われると、スッキリした気分で、新しい年を迎えるために大掃除をしているのですと答えると思います。確かに家の中が綺麗になっていると気持ちも良くなります …

困った時に手を合わせて、神頼みをしたことは、誰しもあるように思います。小さい頃、神社の拝殿で手を合わせて、「テストで良い点が取れますように！」「運動会の駆けっこで１番になれますように！」「友達が元気になりますように！」と神頼みをしていたのを思い出します。誰しも経験があることだと思います。今でも、たくさんの方が、神社にお詣りされて、困ったことの大小はあると思いますが、たくさんの願い事をされています。私たち人間が、神様にお願いをする神頼み。実は、神様も困った時は、神頼みをするのです。神様が、神頼みをするのですよ。何となく可笑しくないですか。それもそのはず、日本の神様は、完璧ではありません。素晴らし …

１１月２３日は、何の日ですか？と小学校で尋ねると「勤労感謝の日！」と返ってくると思います。私も小学生の時、そう教わっていました。勤労感謝の日は、お父さんやお母さんなど、働かれている大人に感謝をする日だと学校で教わったのです。だから、この日は、お父さん、お母さんにお手紙を書いていました。「お父さん、いつも遅くまで、働いてくれてありがとう！お母さん、いつもご飯を作ってくれてありがとう！」そんなことを手紙に書いていました。そうずっと思い込んでいたのですが、十数年前に神話に興味を持ち始めて、神社に興味を持ちだして、先の戦争の前は、そうではなかったことを知りました。それを知った時、戦前生まれの父に聴きま …

週末に神社にお参るすると、かわいい晴れ着の女の子や紋付き袴のりりしい男の子に出会います。「七五三なんだなぁ！元気に健やかに育ちや！」そう心の中で呟いております。子供の成長は速いもので、七五三をお祝いしたかと思っていたら、小学生になって、中学生、高校生、あっというまに成人になっていたみたいなことが自分の娘たちでもありました。神様の時代から、子供の成長は速いものですが、昔は、赤ちゃんから子供になっていく過程での死亡率は、非常に大きいものでした。 そもそも出産は、命がけのことで、母子ともに亡くなってしまうこともよくあったそうです。せっかく授かった命が、この世に生を受けても、短い命で亡くなっていく。そ …