神話でわかる日本の心

神話は、我々の祖先の物語。そこには、日本人が大切にしてきたものが語られています。神話から、日本人を知ることは、ひいては自分を知ることに繋がります。
神社参拝を契機に祀られている神々が活躍する神話に興味を持ち始め、2012年に神話を伝える活動を始めた筆者が送る神話から読み解くことのできる日本人のDNA、守っていくべきものとは…。

重陽の節句といえば菊の花!

9月9日は、五節句のひとつである重陽の節句です。節句とは季節の節目とされた重要な日です。人日の節句、上巳の節句(桃の節句)端午の節句、七夕の節句、重陽の節句と続きます。3月3日、5月5日、7月7日、9月9日と奇数が並ぶ日です。1月は、1日でなく7日、11月は、設定されていません。これは、11月は、新米の収穫があり、新嘗祭がある月でもあります。1年の行事は、お米の豊作を願うものであり、その年の収穫が終わり、神様に食していただく月であるからとも言われています。 重陽の節句には、お酒に菊の花を浮かべた菊酒を飲み、邪気を祓ったと言われています。菊というと思い浮かぶ神様がおられます。菊理媛神(ククリヒメ …

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