神話でわかる日本の心

神話は、我々の祖先の物語。そこには、日本人が大切にしてきたものが語られています。神話から、日本人を知ることは、ひいては自分を知ることに繋がります。
神社参拝を契機に祀られている神々が活躍する神話に興味を持ち始め、2012年に神話を伝える活動を始めた筆者が送る神話から読み解くことのできる日本人のDNA、守っていくべきものとは…。

神様が日本国中から集まる時

旧暦の10月11日からの7日間、毎年、全国の神様が出雲の地に集まります。その期間、神様は、出雲以外の土地ではいなくなるので、この月のことを神無月と言います。 そして、全国から神様が集まってくる出雲では、この月は、神在月と言います。ただ、旧暦のため、新暦に置き換えると、毎年、日程は、変わってしまいます。今年の日程は、11月7日から13日迄の7日間です。 11月7日の深夜、出雲大社の近くの稲佐の浜で、海からやってくる神様を迎え、出雲大社にお連れをして、神迎神事が始まります。この7日間、神様は、出雲の地で、いろいろ相談をされるそうです。この期間中、出雲の地では、主役は神様ということで、私達人間は、神 …

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